しめじ先輩の日記

社会人3年目だらしな彼女×同い年大学院生理系彼氏

違う世界の自分から見たら。。。

最近、彼氏と量子論について話した

 

もちろん私は量子論なんて全然知らなくて

とにかく彼氏の熱弁を買い物した荷物を片付けながら聞いていただけなんだけど

なんとも面白いことを聞いた気がした

 

脱線だが、

量子、ときいて思い出す事が1つだけあった

高校生の頃、たぶん修学旅行の新幹線でのこと

クラスで1番頭のいい友達が本を読んでいたので、何の本を読んでいるか尋ねた

詳しくは覚えていないのだけれど、物理学の本で、とにかく難しそうな、高校生が修学旅行中に読むような本ではなかったのは覚えている。

彼女が楽しそうに本の内容を教えてくれた

「量子って、"りょうこ”とも読めるでしょ。分子は"ぶんこ"、原子は"はらこ"、重力子は"おもりきこ"。。。彼女たちが集まったら、ブラックホールだってできるんだよ!すごくない?!」

彼女にとって、物理の専門書も楽しい物語らしい

全然思い出せないのだけれど、量子ちゃんや分子ちゃんのお話をたくさん聞いた気がする

ちなみにその彼女は学年で唯一東大に合格した

 

 

彼氏の熱弁に話を戻すと

 

そもそも彼氏が量子論の話を熱弁し始めたきっかけは

アントマン&ワスプ」を二人でみたことだ

話の中で、「量子世界」が出てきて、そこを行き来するとか、しないとか

まあ映画の内容は置いておいて

彼氏はたまたま量子論について本を読んでいたようで、映画効果も相まって、熱弁を始めたのだ

 

いろいろ熱弁していた中で私が1番引っかかったこと(唯一理解できたこと、ともいえるが)は

量子世界とは、私たちがいる世界と並行してある世界

量子世界にも私や彼氏が存在しているらしい、ということだ

 

例えば私が何かを選択する場面が訪れたとする

私はAを選んだ

それと同時に量子世界にはBを選んだ私がいるのだ

Aを選んだ人生を進む私、Bを選んだ人生を進む私

そしてAを選んだ私が、Yを選んで、そのときZを選んだ自分が量子世界にいて。。。

 

つまり、選択をした数だけ、量子世界に違う方を選択した私がいて

それぞれの人生を進んでいるのだ

 

すごいな

 

今私(彼氏)がいる世界について、考える

彼氏的には、彼氏が今進んできた人生は全て正しい、良い選択をしてきた世界らしい

 

私はどうだろうか

正直、すべてが正しい選択だったとは思えなかった

後悔していることなんて数えきれないくらいある

あそこでなんで辞めてしまったんだろう、あそこでなんでやらなかったんだろう

量子世界には私が選ばなった方を選択した私がいると思うと、うらやましいと思う

彼氏にこれを伝えてみる

すると、面白い事が返ってきたのだ

 

「今しめじが後悔していることを、正しい選択した量子世界の自分が、『なんでこっちを選択してしまったんだろう』と悔やんでいるかもしれないじゃないか。自分達が失敗してきたことだって、違う世界からみたら成功かもれないよ。」

 

なるほど

 

違う世界からみたら、という視点って面白いな

そう考えると、色々思う事はあって

ある世界の私は、事故にあっているかもしれないし、火事にあっているかもしれない。震災で津波に飲まれてしまっているかもしれない

 

つまり、ある世界ではもうすでに私が死んでいるかもしれないって訳で

今まだ自分の世界があって、次の選択ができるってだけで幸せなんではないだろうか

 

彼氏の言う「今の世界が一番成功している世界」っていうのはあながち間違っていないかもしれない

 

なるほど、なるほど・・!

 

後悔している事がたくさんあって、思い出しては苦しむこともあった私にとって

なんだか、救いの様な、なんとも新しい考え方を知る事ができた

 

量子論を研究されている方からしたら、間違っているかもしれないし

実に浅い感じ方なのかもしれないけれど。。

でも、量子論について知りたくなったのは事実

彼氏に本かりてみようかな・・

 

 

 

 

違う世界の私達、げんきですか?

この世界の私は元気ですよーー!

 

 

2018.9.9

しめじ